2025年2月28日

　地下空間が都市の重要なインフラとして今後もその機能が発揮され、人々が安全で安心に利用できるよう、私たちは研究活動を行っています。東日本大震災から14年目となる本日、昨年1月に発災した能登半島地震の被災地では復興が進んでいますが、災害関連死が増えている状況にある一方で、南海トラフ地震の発生確率が高まるなど、わが国は有数の地震国だと強く認識させられます。少なくとも日本で暮らす私たちは、震災に対する認識を高めていく必要があります。2023年２月に開催した第12回「人にやさしい地下空間セミナー」では、東日本大震災の特集を取上げましたが、奇しくも開催日は、東日本大震災の発災日に当たることから、昨年1月に発災した令和6年能登半島地震も併せて取り上げ、「災害と心理」を基本テーマとして、時間の経過に伴う風化と諦念など、被災地に関する情景と被災者の心理について取上げます。とりわけ、今回のセミナーは前回に続き、東日本大震災に詳しい東北大学災害科学国際研究所教授　邑本俊亮様に話題提供していただくと共に、全体討議では、被災された障害者の状況などに詳しい　芳賀優子様も交えて、東日本大震災や令和６年能登半島地震における人の心理について討論します。このような内容のセミナーを通じて、地下空間に限らず震災について、人の心理を捉えながら皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 なお、本セミナーは、土木学会継続教育 CPD プログラム（1.９単位）です。

　
詳細：地下空間研究委員会ホームページ

【CPD 受講証明を必要とされる方へ】
・本セミナーは、土木学会継続教 CPD プログラム（1.9単位）ですが、オンラインでの開催であり、受講証明書を発行するにあたり通常の実地でのセミナーと異なる手続きが必要です。
・受講証明書をご希望される方は、必ずセミナー終了後、下記 Googleフォームより取得の申請をお願いいたします。
　　https://forms.gle/9gRVAvUTK8uyUdpL8
・受講証明書を発行するにあたって、「受講証明発行用アンケート（受講して得られた学びや気付きや所見を 100 文字以上で記載していただく等）」をご提出していただくことが必要です。
・建設系 CPD 協議会加盟団体 CPD システム利用者は、各団体のルールに沿って、CPD 単位の申請をお願い致します。
・他団体へ CPD 単位を登録する場合は、その団体の登録のルールに則って行われます。単位が認定されるかどうかは、直接その団体にお問合せください。

■お問合せ先
公益社団法人土木学会研究事業課　飯野実
TEL　03-3355-3559／E−mail：minoru@jsce.or.jp

以上