≪地下空間研究委員会 小委員会メンバー募集≫

 土木学会地下空間研究委員会では、土木工学のみならず、都市計画、建築、法律、医学、
心理学、福祉、さらには芸術の分野まで含包、総合化し、人間中心の視点に立った“地下
空間学”の創造を目指し、平成6年度より活動を開始しました。本委員会の下に計画、防災、
心理、維持・管理・再生の大きな4テーマのもと小委員会を設置し、土木学会の内外から
委員を広く募り、3年間を一区切りとして研究してきました。この間、“大深度地下使用法”
の成立・施行など地下空間利用の新たな可能性が広がり、具体的なプロジェクトも動き始め
ました。

 このような状況の中、本委員会は、これまでの研究成果を踏まえ、喫緊の課題である地球
環境問題や高齢化社会などを考慮しながら、浅深度から大深度にかけた地下空間利用につい
てさらに研究を深めるため、引き続き本年度から3年間の予定で、以下に示す4つの研究小委
員会を設置し、活動していくこととしました。

 この4つの小委員会活動開始にあたり、本委員会の主旨に賛同し積極的に活動していただ
ける方を募集します。特に異分野の方々の参加を歓迎致します。

 参加を希望される方は、下記の要領にてお申し込みください。

 なお、これまでの地下空間研究委員会の活動内容、成果につきましては、第13回地下空間
シンポジウム(2008年1月16日開催)の論文・報告集あるいは当ホームページの左側menu欄
からご参照ください。
(http://www.jsce-ousr.org/)

                     記

1.設置する小委員会名と研究テーマの概要

(1)計画小委員会
   小委員長:松下 潤(芝浦工業大学教授)
   募集人員:20名程度
   研究テーマの概要:
    地球環境問題や高齢化社会など新たな時代の課題を考慮しながら、都市空間の再編
    ・再生に結びつく地下空間の計画システム(浅深度から大深度まで)、事業システム、
    評価システム等について研究する。

(2)防災小委員会
   小委員長:戸田 圭一(京都大学教授)
   募集人員:20名程度
   研究テーマの概要:
    防災都市づくりにおける地下空間の役割を検討し、防災面から地上・地下を含めた
    都市計画のあり方を見据える。また、人間が利用する地下空間における防災につい
    て、浸水、火災の両面から研究する。

(3)心理小委員会
   小委員長:和氣 典二(中京大学)
   募集人員:20名程度
   研究テーマの概要:
    心理学の観点から、地下空間における人間の行動について研究する。災害時の行動
    などに重点を置き、実際の地下空間におけるフィールド実験などを行ないながら研
    究を進め、その成果を地下施設への具体的適用を目指し研究を行なう。

(4)維持管理小委員会
   小委員長:大塚 正博(東京電力)
   募集人員:20名程度
   研究テーマの概要:
    既設地下構造物の合理的な維持管理が求められ、アセットマネジメントの観点から
    の様々な取り組みが成されている.これらの維持管理システムにおける現状の課題
    を念頭に、更に地球環境問題や高齢化社会の到来という視点も加味し、維持管理システム
    のあり方の再構築を試みる。

2.研究期間(小委員会の任期)
  2008年6月から2011年5月までの約3年間とする。

3.メンバーの選考方法
  応募人員が多数の場合は、応募者から提出された資料を参考に、地下空間研究委員会
 にて検討させていただきます。

4.旅費・報酬
  原則として本人実費負担をお願いします。

5.応募方法
  小委員会への参加を希望される方は、A4判用紙に下記事項を記入の上、2008年
 6月9日(月)までに土木学会地下空間研究委員会までFAX(03-5379-0125)にて
 送付願います。

 ●記入事項(様式自由)
  標題を「地下空間研究委員会小委員会応募用紙」として以下を記入ください。

  氏名、所属・役職、年齢、連絡先住所(TEL・FAX・E−mail)、
  参加希望の小委員会名、地下空間研究に関する活動実績(担当業務、論文発表、
  委員会活動等)