2019年9月29日
我が国だけで無く、欧米諸国においても社会インフラの高齢化が進んでおり、近い将来その多くが更新の時期を迎えようとしています。さらに市民生活の向上や社会要求レベルの向上、様々な指標の変化により、構造物に要求される機能の多くが建設当時のレベルを大きく超える状況となり、それらを満足させるべく機能更新が必要となってきています。その中で、特に地下の諸施設については、その性質上容易に更新することを阻む要因が多く、実際の更新計画においては、それまでに得られた経験を十分に勘案し、将来に向けた長期的な視野に立った計画が必要になります。
今回、長らく世界の都市地下空間にかかわる諸活動に主導的な立場でご活躍されてきた、ルイジアナ工科大学名誉教授、ACUUS Fellowを務められている、Raymond Sterling先生をお迎えし、世界の地下施設の維持管理に係わる様々な話題についてご講演を頂くと共に、我が国の地下空間整備、維持管理で主導的な立場で活躍されている先生方と、会場を含めた意見交換を実施します。
このセミナーを通じて、これまでの地下施設整備に伴う諸課題の解決や、今後の維持管理の方向性について活発な意見交換が出来ることを期待し、地下空間整備に関係される多くの技術者、研究者、実務者、並びに今後の地下空間維持管理の方向性に興味ある方々の参加を希望します。
なお、講演、意見交換は英語で実施しますが、日本語通訳が同席し、逐次通訳を実施しながらのセミナーとなります。
行事コード | ─ |
略称 | 国際セミナー |
日 時 | 2019年11月5日(火)15:00~17:30(開場14:30) |
主 催 | 土木学会 地下空間研究委員会 |
共 催 | 都市地下空間活用研究会 |
後 援 | 日本大学理工学部土木工学科 |
場 所 | 日本大学理工学部1号館6F CSTホール(東京都千代田区神田駿河台1-8) |
定 員 | 150名(先着順) |
参加費 | 無料 |
内容 |
●プログラムおよび講師(予定): 15:00~15:20 開会挨拶および我が国における地下空間施設のライフサイクルデザイン 木村定雄(地下空間研究委員会委員長:金沢工業大学教授) 15:20~16:50 Improving the design of underground facilities: learning from experience(地下施設デザインの改善:経験から学ぶ) Raymond Sterling (ルイジアナ工科大学名誉教授、ACUUS Fellow) 16:50~17:00 休憩 17:00~17:30 会場を含めた意見交換 「地下施設の維持管理のあり方」 パネリスト:Raymond Sterling (ルイジアナ工科大学),木村定雄(金沢工業大学) コーディネーター:岸井 隆幸(都市地下空間活用研究会会長) 17:30 閉会挨拶:中村英夫(日本大学理工学部土木工学科教授) *講演タイトル・講演者につきましては,変更となる場合がございます.予めご了承ください. |
申込方法 | 土木学会ホームページ「本部主催行事の参加申込」にてお申込み下さい. | 申込締切日 | 2019年10月31日(木) |
詳細:地下空間研究委員会ホームページ
※本セミナーは土木学会継続教育CPDポイントプログラム申請中です.
※ACCUSについて →ACCUS
■お問合せ先
公益社団法人土木学会研究事業課 工藤修裕
TEL /E-mail:kudo@jsce.or.jp
以上
添付 | サイズ |
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01開催案内.pdf | 132.77 KB |