2018年1月17日
近年、道路や河川等の公共空間を積極的に活用し、賑わいを創出しようとする取り組みが進められていますが、札幌都心部での公共空間の整備と活用は特徴的な例の一つです。
札幌市都心部、JR札幌駅と大通公園の間に位置する駅前通地区は、官公庁やオフィス等が多く立地し、かつては働きに来る人や通過する人は多いものの、やや賑わいにかけるエリアでしたが、近年その様相が大きく変化しています。札幌市では、都心再生の一環として地下を含む公共空間の拡充を図り、単に通過するだけでなく、滞在し、憩い、楽しみ、賑わいを創出するための取り組みを進めてきました。
その中で、公共空間を積極的に活用するべく、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の整備が進められ、今や多くの市民、観光客が利用する重要な都市空間の一つとなっています。これらの施設は官民が協力して整備・運営を行っており、整備するだけでなく、利用シーンも考えながら戦略的に取り組まれてきました。
星卓志先生は、札幌市職員としてこれらの事業に携わってこられ、現在は工学院大学教授として多方面で活躍されています。この地下空間活用を行政として、また民間も巻き込みながらどのように進めてきたのか広くお話を伺います。
栗生明先生には、人にやさしい地下空間の観点から、チ・カ・ホの地下空間における快適性や自然光を取り入れた空間構成、柱の配置などによる歩行空間のあり方、照明システムや案内表示システムなど、全体計画から空間デザインのコンセプト、細やかな美しいディテールへの反映など、実際に設計に携わられた視点からお話しいただく予定です。
行事コード | 54709 |
略称 | 地下空間セミナー |
日 時 | 2018年2月21日(水)17:00~20:00(受付開始16:30) | 主 催 | 土木学会 地下空間研究委員会(担当:心理小委員会) |
場 所 | 土木学会 講堂(東京都新宿区四谷1丁目 外濠公園内) |
定 員 | 80名(事前申込制) |
参加費 | 無料 |
講習会内容 |
●プログラムおよび講師(予定): 17:00~17:10 開会挨拶 心理小委員会委員長 須田 武憲(株式会社GK設計 代表取締役) 17:10~18:00 パネリスト 星 卓志 氏(工学院大学建築学部まちづくり学科 教授) 「札幌都心部における公共空間ネットワークの拡充と公民連携による活用」 18:00~18:50 パネリスト 栗生 明 氏(株式会社栗生総合計画事務所 代表取締役) 「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)のデザインの考え方」 18:50~19:50 意見交換 モデレーター:須田 武憲 19:50~20:00 閉会挨拶 |
申込方法 | 土木学会ホームページ「本部主催行事の参加申込」にてお申込み下さい. | 申込締切日 | 2018年2月14日(水) |
詳細:地下空間研究委員会ホームページ
※本セミナーは土木学会継続教育CPDポイントプログラムです.
■お問合せ先
公益社団法人土木学会研究事業課 杉岡清博
TEL /E-mail:sugioka@jsce.or.jp
以上
添付 | サイズ |
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01開催概要.pdf | 1.18 MB |